「クレジットカードは使わない」
「現金の方が安心」
そんな人は意外と少なくありません。
もちろん使い過ぎてしまうなら話は別です。
しかし毎月きちんと支払いができる人なら、現金払いを続けることで知らないうちに大きな機会損失をしているかもしれません。
私は家計改善を意識するようになってから、支払い方法の重要性を考えるようになりました。
そこで今回は、公的な統計データをもとに「現金払いを続けた場合、生涯でどれくらい差が出るのか」を計算してみました。
たった1%でも人生単位で考えると大きい
クレジットカードの還元率は1%前後が一般的です。
1%と聞くと、
「たったそれだけ?」
と思うかもしれません。
しかし人生で使うお金の総額を考えると話は変わります。
一般家庭は年間いくら使っているのか
総務省統計局が公表した2025年(令和7年)平均の家計調査によると、二人以上世帯の消費支出は1か月平均31万4,001円でした。
年間にすると、
31万4,001円 × 12か月
=376万8,012円
になります。
食費や光熱費だけではありません。
日用品、通信費、外食費、被服費、娯楽費など、日常生活に必要な支出を含めた金額です。
40年間で使うお金を計算してみる
仮に2025年の家計調査と同水準の支出が40年間続いた場合、
376万8,012円 × 40年
=1億5,072万480円
になります。
人生で考えると、多くの人が1億円以上のお金を使うことになります。
還元率1%ならいくらになるのか
ここで還元率1%のクレジットカードを利用した場合を考えます。
1億5,072万円 × 1%
=150万7,200円
です。
つまり、2025年の家計調査を基準にすると、現金払いを続けることで人生で約150万円分のポイントを受け取れない計算になります。
150万円あれば何ができるのか
150万円と聞くとピンと来ないかもしれません。
しかし、
・家族旅行を何度も楽しめる
・家電の買い替え費用になる
・新NISAで投資を始める資金になる
・老後資金の足しになる
など、決して無視できる金額ではありません。
たった1%の違いでも、積み重なるとこれだけの差になります。
実際にはもっと差が広がる可能性もある
今回の計算はかなり控えめです。
なぜなら、
・住宅購入費
・自動車購入費
・ふるさと納税
・旅行代
・大型家電
・保険料
などは十分に考慮していないからです。
また最近では還元率1%を超えるクレジットカードやキャッシュレス決済も珍しくありません。
条件によっては差がさらに広がる可能性があります。
私が支払い方法を意識する理由
私は節約が好きだからクレジットカードを使っているわけではありません。
同じ商品を買う。
同じサービスを利用する。
同じ金額を支払う。
それなら少しでも得な方法を選びたいだけです。
現金払いが悪いわけではありません。
ただ、支払い方法を変えるだけで得られるものがあるなら、それを活用しない理由もないと思っています。
本当に大事なのはポイントの使い道
さらに考えるべきなのは、もらったポイントをどう使うかです。
例えば年間2万円分のポイントを獲得し、それを投資に回したらどうなるでしょうか。
使って終わりにするのか。
将来のために運用するのか。
同じポイントでも、その後の行動によって差はさらに広がります。
まとめ
総務省の家計調査をもとに計算すると、一般的な家庭では40年間で約1億5千万円のお金を使うことになります。
そして還元率1%のクレジットカードを利用した場合、その差は約150万円です。
もちろん実際の金額は家庭によって異なります。
しかし「たった1%」と思っていた差が、人生単位で見ると決して小さくないことは分かるのではないでしょうか。
私は家計改善とは、我慢することではなく仕組みを変えることだと思っています。
もし今も現金払いが中心なら、一度だけでも支払い方法を見直してみる価値はあるかもしれません。
出典
・総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」
https://www.stat.go.jp/data/kakei/
・政府統計の総合窓口(e-Stat)家計調査
https://www.e-stat.go.jp/
※記事内の金額は2025年(令和7年)の家計調査をもとに筆者が試算したものです。
※40年間という期間は筆者による仮定であり、実際の支出額やポイント還元額は家庭によって異なります。


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